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富士住建の断熱材、窓、換気システムを評価!おすすめのオプションも公開

こんにちは、もやし夫です。

富士住建は標準仕様が豪華で、コストパフォーマンスが高いことで有名な中堅ハウスメーカーです。

しかし、価格が安い分、

✓性能面は大丈夫なの?
✓粗悪な建材を使っていないのかな?

とちょっと不安になりますよね

そこで、今回は、富士住建の『断熱材』『窓』『換気システム』について、普段から富士住建を調べまくっている「もやし夫婦」が徹底的に評価をしてみました!

この記事のポイント
  1. 富士住建の断熱性能が分かる
  2. 断熱にこだわりたい人におすすめオプションが分かる

こちらの記事もおすすめです

目次

富士住建の断熱性能の評価!

それでは早速見ていきましょう!もやし夫的な富士住建の断熱性能の評価は次の通りです👏👏

富士住建の断熱性能評価
  1. 断熱材=気密に目をつぶるなら〇
  2. =オール樹脂サッシで◎
  3. 玄関ドア=超高断熱ドアで◎
  4. 気密=保証無しで△
  5. 換気システム=第一種換気にこだわらなければ〇

👉【関連記事】富士住建で簡単に高気密・高断熱にするための工夫まとめ『富士住建高性能化プロジェクト』

① 断熱材 = 気密に目をつむるなら〇

富士住建の標準の断熱材は、可もなく不可もない性能です。 

使われているのは『グラスウール』という、他のハウスメーカーでも良く使われる、ごくごく一般的な素材だからです。

 例えば、次のようなハウスメーカーでも使われています。

グラスールを採用しているハウスメーカー
  • 積水ハウス
  • 大和ハウス
  • 住友林業
  • スウェーデンハウス
  • トヨタホーム
  • ミサワホーム


グラスウールのメリットは断熱性とコストパフォーマンスに優れることです。

 一方で、施工する人の技術次第では、気密を確保するのが難しいことがデメリットです。 

グラスウールの特徴

メリットデメリット
・断熱性能が高い・気密施工が難しい
・コスパが高い(安い)

まとめると、グラスウールは、気密性能まで気にしたい人にとっては、リスクがある素材です。

施工業者によっては気密施工がうまく行かない可能性があるからです。

しかし、断熱性能の高さやコストパフォーマンスは素晴らしいので、ハウスメーカーの施工技術を信じるなら、 優秀な素材です。

そうは言っても、富士住建の断熱材「グラスウール」って大丈夫なの?という人はこちらで詳しく書いていますので、よければご覧ください

気密にこだわるなら人は『だんねつくん』を採用しよう

 グラスウールのデメリットが気になる方には、オプションで「だんねつ君」(正式名称フォームライトSL))を採用するといいでしょう。 

だんねつ君なら、施工する人の技術に関係なく、安定した断熱性能を得られやすいからです。

断熱くんは”吹付断熱材”と呼ばれるもので、壁にプシューと吹き付けると、泡が膨らみ、そのまま固まってくれます。 そのため、はじめから隙間ができにくい性質になっています。 

しかも、施工するのは専門業者となってますので、工事の品質も安定しています。

デメリットは、採用する場合はオプションのため、追加費用がかかることです。具体的には、お値段は1坪あたり12,000円で、30坪の家なら36万円の追加です。

 グラスウールとだんねつ君の比較

グラスウール
(標準)
だんねつ君
(オプション)
断熱性普通〜高い普通
施工品質施工が難しく、業者によってバラツキがある専門業者の施工で、均一になりやすい
気密低くなりやすい高くなりやすい
金額標準なので無料12000円/坪

だんねつくんについては別の記事でも詳しく解説しています。

注意点として、オプション価格は、家によって変動します。

予算への影響も大きいので、まずはショールームで、あなた自身の見積もりを依頼することがおすすめです。

とはいうもの、いきなりショールームに行くのは……

・イヤイヤ期の子供がいて2時間も話を聞く自信がない
・貴重な休日を無駄にしたくない
・営業マンと話すのがそもそも苦手


という方も多いですよね。

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もやし夫の感想はこちらの記事をどうぞご確認ください。

② 窓 = 性能に文句なし◎

 富士住建の窓の性能は他のハウスメーカーと比較しても優秀で、断熱性が高いことが特徴です。 

業界では高性能で有名な『APW330(YKKAP社)』を標準採用しているためです。

富士住建の窓と普通の窓の違い

APW330
(標準)
一般的な窓
ガラスペアガラス(Low-e)ペアガラス(Low-e)
気体アルゴンガス
(断熱性が高い)
乾燥空気
サッシオール樹脂アルミ樹脂複合サッシ
金額高い安い

これだけ優秀なので、大手のハウスメーカーでは通常はオプション扱いです。

 実際に、各ハウスメーカーの窓をまとめたのが、以下の表です。

APW330
普通の窓
  • 富士住建
  • 三菱地所ホーム
  • アイ工務店
  • 積水ハウス(イズシリーズ)
  • セキスイハイム
  • へーベルハウス
  • 大和ハウス
  • パナホーム
  • 三井ホーム
  • ミサワホーム
  • 住友林業
  • トヨタホーム


富士住建では、大手ハウスメーカーより高級な窓を採用していることになります。

住宅の価格では富士住建のほうが安いわけですから、全く文句のつけようがありませんね。  

富士住建の窓の仕様は性能ついて、もう少し詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。

予算に余裕があるなら『トリプルガラス』へのランクアップもあり

富士住建の窓は十分高性能ですので、ランクアップは贅沢の領域でしょう。

しかし、予算に余裕のある人なら、『トリプルガラス』の窓にランクアップも選択肢です。

窓は、家の中で一番熱を通してしまう場所だからです。

壁や床と違って、窓には「断熱材」がないので、熱を通しやすいのです。具体的には、冬の冷気の70%が窓を通って入ってきます。

断熱材にお金をかけるよりも、窓にお金をかける方が実は効果が大きいのです!

もやし夫

窓の性能UPは費用対効果が高い!

家全体の窓をグレードアップするとさすがに予算オーバーしますが、リビングだけのランクアップであれば、費用もそこまでかかりませんしね。

マニアックな人向けのおまけ

ガラスとガラスの間の『スペーサー』という部品がありますが、ここをアルミスペーサーから樹脂スペーサーに変更するのも効果ありです。トータルの断熱性能に大きな違いはでませんが、サッシ部分の結露対策に有効なためです。

③ 玄関ドア = イノベストD50で文句なし◎

見逃しがちですが、富士住建の玄関ドアは高級品です。 

普通のハウスメーカーでは、まず見かけない高級断熱ドアであるイノベストD50シリーズが標準仕様だからです。

これは、あの一条工務店のドアとほぼ同じ性能となっています。

しかも親子ドアが標準。やりすぎなくらいですね。富士住建の玄関ドアはすごすぎます。

これ以上こだわるのは、はっきり言っておすすめしません。

富士住建の玄関ドアは別の記事で詳しく解説しています。

④ 気密性能 = 保証がなくリスクあり 

富士住建の気密性能は公表されておらず、保証もありません。

したがって、「超高気密」を期待するにはリスクがあります。

しかし、「もやし夫」がインターネットで調査した限りではありますが、富士住建で、気密測定された方はすべてC値1.0以下でした。したがって、平均的にはC値1.0前後となっている可能性があります。

C値とは、建物の1平方あたりにどれくらいの隙間があるかをあらわす数字です。高気密にこだわる住宅会社では、C値1.0以下が基準と言われています。

気密測定結果

 一条工務店などの「超高気密」には劣りますが、一般的な住宅の中では優秀な性能です。

もやし夫

「高気密」を保証はしていないけど、十分優秀といえる性能ですね

そもそも富士住建って寒いの?という方はこちらの記事をご覧ください

気密にこだわるなら『ツーバイフォー』『吹付断熱』

 富士住建では高気密にこだわりたいなら『ツーバイフォー工法』+『吹付断熱』を選択することが考えられます。

それぞれのメリットとデメリットをまとめると次のとおりです。

ツーバイフォーの場合

メリット・壁同士が密着しているため、高気密になりやすい
・火災保険が安い
・品質が安定している。
デメリット・間取りに制約がある
・断熱材が少なくなるので断熱性が下がる

 吹付け断熱の場合

メリット・泡で壁の隙間を埋めるので高気密になりやすい
・品質が安定している。
デメリット・オプション料金がかかる
・グラスウールより若干断熱性能が落ちる
完璧施工のグラスウール>吹付け断熱>微妙な施工のグラスウール

ツーバイフォー工法は、壁同士が密着しているため、自然と気密が高くなりやすいためです。富士住建では標準で選択できます。

吹付断熱はオプションとなりますが、同じく気密性能は確保しやすい断熱材です。

ツーバイフォーと吹付断熱を併用した方は、実際にC値が1.0以下ばかりですので、高気密住宅にして、部屋の温度を均一にしたい!という人にはおすすめのオプションです。

富士住建の家を高気密・高断熱にしたいなら下の記事をご覧ください

⑤ 換気システム = 第三種換気システムだけど〇

 富士住建の換気システムは第三種換気システムのダクトレスタイプで、そこまで高級品ではありません。

最近では、もっと高級な第一種換気システムを採用するハウスメーカーが増えていますよね。

1種換気と3種の違いをまとめると次のとおりです

スクロールできます
1種換気3種換気
メリット熱交換システムがあるので、部屋全体の温度が一定になりやすいメンテナンスコストが安い
電気代が安い
デメリットメンテナンスコストがかかる
電気代が高い
給気口の近くが寒くなりやすい

第一種換気システムでは外の空気を暖めてまたは冷やしてから取り込んでくれるので、家の室温を一定に保つ効果やエアコン代の削減に効果があると言われています。

こう聞くと非常に良くこえますが、実は、もやし夫は今のところ不要だと考えています。

その理由は、以下のとおりです。

  • 空気は吸気口以外の『家の隙間』からも出入りしているので、第一種換気にしてもカタログ通りのスペックは出ない。
  • 掃除をこまめにしないと熱交換の効率は半減以下に落ちる。
  • 導入コストまで考えるとエアコンで温める方がお得

 この辺りは深入りすると長いので、別の記事にしていますのでこちらをご覧ください。

換気システムにこだわりたいなら『第1種換気システム』『ダクト式第3種換気』

個人的には費用対効果の観点からは第一種換気システムはオススメしていません。

とはいえ、費用の事を気にしなければ、家全体の室温が安定しやすいというメリットがありますので、こだわりのある方は採用してみてもいいかもしれません。

また、第三種換気のままでも、『ダクト式』というタイプに変更するとメンテナンスを多少サボっても換気性能を維持しやすいそうです。

お金をかけてまで採用する価値があるかは微妙ですが、将来的にはこちらが標準になると嬉しいとは思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は富士住建の断熱性能をまとめてみましたが、結論は以下のとおりでした。  

  1. 断熱材の種類と厚み=気密に目をつぶるなら〇
  2. 窓の性能=オール樹脂サッシで◎
  3. 玄関ドアの性能=超高断熱ドアで◎
  4. 気密性能=いまひとつで△
  5. 換気システムの性能=第一種換気にこだわらなければ〇

改めてみると結構高評価で、総じてお値段以上の優秀な設備と言えそうです。

こだわりたいポイントがある方は、見積もりをもらって、「オプション価格込で総額いくらで建てられるのか」を確認してみることをおすすめします。

富士住建の見積もりや間取りをなるべく簡単に手に入れる方法はこちらをご覧ください

こちらの記事もおすすめです

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